東日本大震災からきょうで14年です。山口県周南市では巨大地震に備えるための防災イベントがありました。
防災イベントは、日本赤十字社県支部が防災に関する連携協定を結ぶ生活協同組合コープやまぐちと共同で開いたもので、およそ90人が参加しました。
イベントでは山口大学の三浦房紀名誉教授が「南海トラフ巨大地震に備えるための防災」として講演を行いました。
三浦教授は南海トラフ地震が、今後10年前後に発生する恐れがあると指摘しました。
三浦房紀名誉教授
「(南海トラフ地震の発生が)2033年という数字もあります。だからこういうことを考えるとそうそう先ではない。もうそろそろ覚悟をきめんといかん。覚悟を決めて準備をしなければいけないとそういう時に今私たちいるんですね」
三浦名誉教授はとにかく時間がないので、地震に対する備えをし被害を最小限に食い止めることが重要だとしました。
イベントでは、そのほか日本赤十字社県支部の職員が、参加者に自宅の間取りを書いてもらい、家具が倒れて危険な箇所などを再確認してもらうという安全対策ゲームも行われました。
日本赤十字社県支部ではこれからもコープやまぐちと共同で防災セミナーなどを開いていきたいとしています。