中学校の卒業見込者数が減少する中、山口県教委は公立高校について2025年度の時点から2033年度までに10校減らす想定で、後期の再編整備計画の検討を進めていることが分かりました。

関係者によりますと、県教委は2025年度時点で45校3分校ある全日制の公立高校を、2033年度には35校とする方向で再編整備の検討を進めているということです。

県教委は、再編整備を計画的に進めるために、2022年度から10年間の期間で、5年単位の計画を策定しています。

後期は2027年度からの5年間ですが、施設整備に時間がかかることからさらに2年を加えた7年間で、後期の再編整備は行われる見通しです。

中学校の卒業者は、今後15年でおよそ4000人減ることが見込まれています。

後期の計画では、22校が再編の対象校として挙がっています。

県教委は今後、関係する市や町などの意見を聞き調整した上で、今年9月の県議会にも後期の再編整備計画の素案を示す予定にしています。