信州に春の訪れを告げる伝統のお祭りが各地で行われました。

氏子の鳴らす鐘とともに地域を回る、全長2メートル50センチほどの大きなわら駒。

長野市の桐原牧神社(きりはらまきじんじゃ)で江戸時代から続く伝統行事=「わら駒(わらこま)祭り」です。

氏子総代や区の役員など35人がわら駒を引いて地区を回ったあと、五穀豊穣や商売繁盛などを願い神事が8日行われました。

神社に集まったのは地区の住民などおよそ450人!

参拝者の楽しみは、恒例のくじ引きです!地区の保存会が作った300体ほどのわら駒のうち、70体が参拝者に当たるほか。ダルマやお守りなどはずれなし!

わら駒を当てた人は:「うれしいです。今日はいい日だなと思った」

わら駒を当てた人は:
「去年息子が生まれたので健康に元気に育ってほしいなって」

こちらの一家のお目当ては…

「うま!」「おまもり」「ダルマです!」「馬です!」

馬が当たるようにしっかりお願いあとにいよいよくじ引きです。
結果は…

「おめでとうございます!神馬です」

有言実行!見事、わら駒を引き当てました。

わら駒が当たった家族は:
「まさか当たるとはと思っていなかった。いいことあるといいなと思います」

桐原牧神社氏子総代 小林一己(かずみ)さん:
「この伝統は、桐原独自の伝統でありますし、みなさんで盛り上げていければ」

一方、南信州でも春の訪れを告げる豪快な祭りが9日に行われました。