岩手県大船渡市の山林火災は、発生から12日目を迎えたきのう、鎮圧が宣言されました。きょうには避難指示もすべての地区で解除される見通しです。

大船渡市 渕上清 市長
「延焼拡大の危険がないと判断したことから、本日ここに鎮圧を宣言します」

大船渡市はきのう夕方、今後、延焼の拡大する危険がなくなったとして火災の鎮圧を宣言しました。

市は3日前から段階的に避難指示の解除を進めていて、残る2400人あまりについても、きょう正午までにすべて解除の見込みです。

大船渡市の山林火災は先月26日に発生し、およそ2900ヘクタールを焼失して、火災に巻き込まれたとみられる90歳の男性1人が亡くなったほか、住宅などの建物被害は210棟(きのう正午時点)に上っています。

今後、鎮火に向けた消火活動が継続されます。