フランスのマクロン大統領が自国が持つ核兵器の抑止力をヨーロッパの同盟国にも広げる議論を始めると表明したことについて、アメリカのトランプ大統領は「非核化が進めば素晴らしい」などと述べるにとどめ、評価を避けました。

アメリカ トランプ大統領
「(Q.マクロン大統領は欧州諸国に核抑止を提供する用意があると話したが、どう思いますか?この場合、アメリカは欧州諸国のための『核の傘』を維持するのですか?)フランスは安全保障のためにウクライナに兵士を派遣する考えも示している。これが実現すれば、ウクライナとロシアに関連して、この数日間で多くの進展があったと言えるだろう。終結できれば素晴らしいし、核兵器のそんな話をする必要もなくなるだろう」

トランプ大統領は6日、フランスのマクロン大統領が表明したヨーロッパの同盟国への核抑止力の拡大構想について問われ、このように答えました。

また、中国について「アメリカやロシアと同じ規模の核兵器を4、5年以内に持つだろう」と述べたうえで、核保有国が非核化を進められれば素晴らしいと述べました。

マクロン大統領が核抑止力を欧州同盟国に拡大する議論を始めると表明したことについて、評価を避けた格好です。