富山県内は来週にかけて暖かくなりますが、朝晩の冷え込みが激しく、1日の気温差が10℃以上となる日も。寒暖差による体調不良に注意が必要です。

最強寒波が明けた先週からの、県内の最高気温と最低気温を表したグラフです。

県内は来週にかけて暖かくなりますが、気温の差は大きく、1日のうちに10℃以上上下する日も。寒暖差が大きくなるこの時期特有の体調不良に注意が必要です。
八木小児科医院 八木信一医師
「温暖化が顕著になって、四季の季節感がなくなってまいりまして。暖かい日から突然寒い日になったりするときに、風邪のような症状の方が増えるということは、この時期も多いですね。一般的に、血管運動性鼻炎といったような症状が主体になるんですけど」

「血管運動性鼻炎」。八木医師によりますと、「寒暖差アレルギー」とも呼ばれ、寒暖差の影響で、アレルギー性鼻炎のようなくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状がみられるといいます。寒暖差に自律神経の調節が追いつかず、症状が起きると考えられています。

八木医師おすすめの対策は―。
八木小児科医院 八木信一医師
「自律神経を鍛えるためにはですね、ぬるま湯に比較的長めに浸かっていただくというところ。あるいは、まず全身浸かる前にですね、まず足の下の方から浸かっていただいて、体を慣らしてから全身浸かっていただくと」
入浴のポイントは、ヒートショックに十分注意し、ぬるめのお湯に10分ほど浸かること。体をじっくり温めることが大切だといいます。

また、東京などの都市部では数年ぶりに「百日咳」が流行していて、県内でも、2月から患者が確認されているといいます。
こうした感染症にも気を付けながら、日ごろの体調管理を万全に、季節の変わり目を乗り切りましょう。