この山の荒れた登山道を整備し、誰もが気軽に訪れ、ふるさと日野町の眺望を楽しめるような人気のスポット、町のシンボルにしようと考えました。

泉龍寺 三島秀典 副住職
「最初はひとりで始めまして、だんだんと専門の方の知識が必要だったりとか、チェーンソーとかを扱うことが私が出来ないので、そういう方に手伝いを頂いて、だんだんとここまで来ることが出来ました。」

山の整備に合わせて、泉龍寺では切り絵の御山印や御朱印も制作し、SNSでも整備の様子を発信しています。
鉄道ファンには眼下を走るJR伯備線の列車の絶好の撮影ポイントとしても、その存在を少しずつ知られるようになっています。

泉龍寺 三島秀典 副住職
「最終的には、頂上まで(整備した道を)登れるようになるというのと、町から見てみんながあそこは黒坂のランドマーク的な山だよねと思ってもらえたり、町外から人に来てもらって、日野町にはあそこがあるよねとそういう場所になってもらえたら嬉しいかなと思っています。」

若い僧侶のふるさとへの熱い思いが、地域の人たちを巻き込み、山を、町を、変えていこうとしています。