仙台市青葉区で行われた卒業式には355人が出席し、卒業生一人ひとりの名前が呼ばれた後、医学部と薬学部の代表に卒業証書が手渡されました。そして、大野勲学長が「人々の幸福と社会の発展に貢献し活躍することを願っている」とはなむけの言葉を贈りました。これに対し、医学部の山口琢矢さんと薬学部の遠藤葉月さんが答辞を述べました。

医学部の卒業生・山口琢矢さん:
「この6年間で私が最も印象に残っているのは臨床実習です。患者さんにご協力いただきながら学んだことや、疾患だけではなく患者さんの背景を理解し治療を進めていくことの大切さを実感しました」

薬学部の卒業生・遠藤葉月さん:
「私たちが勉強に取り組みやすいよう環境を整えていただいた先生方や職員の方の支援は大変ありがたく、不安な時期も仲間と乗り越えることができました」

卒業生は大学での学びを生かし4月からは医師や薬剤師など医療の道に進みます。

卒業生:「宮城の救急に携われるように貢献できるような薬剤師になりたい」
卒業生:「地元の宮城県内の調剤薬局に従事して地域の社会医療に貢献していきたい」

医学部からは卒業生の7割にあたる64人が東北の臨床研修病院に勤務する予定で、地域医療を支えます。