巣立ちの春です。岡山市北区の岡山赤十字看護専門学校で卒業式が開かれ、未来の看護師たちが学び舎をあとにしました。

伝統的な濃紺の式服に身を包んだ卒業生たちです。この式服は、元々戦時中に傷病者を看護する際に使われていた救護員服で、現在は卒業式などの式典で着用されます。

式では生徒一人一人に卒業証書が手渡されたあと、卒業生代表の高田はるかさんが在校生や保護者らに向けて決意を述べました。

(卒業生代表 高田はるかさん)
「新しい環境でも必ず課題にぶつかると思います。しかし、みんながそれぞれの場所で頑張っているということが、きっと心の支えになるはずです。これからは看護師として、多くの人々の支えとなれるよう、日々精進していきます」

卒業生の多くは4月から、岡山赤十字病院の看護師として新たな道を歩み出します。