ガソリンの販売価格を事業者が事前に調整していた疑惑に関して国会でも質疑が行われました。

7日の参議院予算委員会では、県区選出で立憲民主党の杉尾秀哉(すぎおひでや)議員がガソリン価格の調整疑惑を取り上げました。

報道への受け止めを問われた武藤(むとう)経産大臣は次のように答弁しました。

「ガソリン価格等の小売価格の抑制を図っている中で仮に今回のようなことが事実であったらとんでもない話だと、それが私の第一印象」

また、公正取引委員会の事務局は、長野県石油商業組合に対し事業者間の価格調整だけでなく組合の組織的な関与の疑いも含めて調査していると説明しました。

このほか農水省の担当者は、「長野県内のJAのガソリンスタンドでは石油商業組合からの連絡によって価格を調整していることはないと全農から報告を受けている」と答弁しました。