医療の担い手たちが新たな一歩です。岩手医科大学の卒業式が盛岡市で行われ、300人あまりの卒業生が旅立ちを迎えました。

7日卒業を迎えたのは、岩手医科大学の医学部と歯学部、薬学部、看護学部の卒業生279人と、大学院の修了生24人です。

式では一人一人名前が呼ばれ、卒業証書が手渡されました。
小笠原邦昭学長は「これから良き医療者になれるか、悩める患者や家族を救えるかどうかは皆さんの努力にかかっている」と激励しました。
卒業生を代表して歯学部の小原康輔さんが医療の道へ進む決意を述べました。

(卒業生代表 小原康輔さん)
「医療者としての社会的使命を自覚し、本学の建学の精神である誠の人間たるべく努力することを誓います」
晴れの日を迎えた学生たちは、お互いを祝福し、健闘を誓い合いました。
(卒業生は)
「岩手のみならず日本全国これから高齢化社会がもっと進んでいくことになると思いますので、そこに従事できるような医療者を目指して頑張っていきたい」
「立派な薬剤師になって患者さんのために働きたい」
「これから大学院で研究するので、創薬につながる研究をして、いずれは私の研究で患者さんを救えたら」
医学部と歯学部の卒業生たちのほとんどはこの後、県内外の医療機関で研修に入り、薬学部と看護学部の学生たちは、主に薬局や病院に就職するということです。