6日、愛知県豊田市の自動車部品工場で爆発が発生し、1人が死亡1人がけがをしました。
警察や消防によりますと6日午前8時過ぎ、愛知県豊田市深見町の中央発條藤岡工場で「建物内の集じん機が爆発した」「工場の屋根が吹き飛んだ」などと従業員の男性から消防に通報がありました。
消防車など19台が出動し、火は正午前に消し止められました。

救急隊が駆け付けたところ、40歳の男性1人が心肺停止の状態で見つかり、現場で死亡が確認されました。このほか44歳の男性が軽傷だということです。
(従業員)「揺れた感じ。結構大きな音がした。ドンという音だった」

中央発條によりますと、藤岡工場では自動車用のばねを製造。おととし10月にも敷地内の別の建物で爆発事故があり、トヨタの生産ラインの一部が止まるなどの影響が出ました。

トヨタ自動車は、今回の事故による生産への影響について「7日朝から夕方にかけての生産は通常通りで、その後の影響は確認中」としています。