23歳男性、バス運転手になる
応募した1人、北九州市出身の三浦大輝さん(23)。
佐賀県の運送会社に勤めていましたが地元に戻り、バスの運転手になる決断をしました。

三浦大輝さん
「若い人材が、何か社会問題に対して、一石を投じられれば。一刻も早く、1人前になってお客様に良質なサービスをお届けしたいと思います」
現在、三浦さんは路線を覚えるなど夏の運転手デビューを目標に、バスのイロハを学んでいます。
三浦さんの決断を後押ししたのは、市が未経験者に「大型2種免許取得」にかかる費用を最大50万円支援するというものでした。
今年4月から14便、増便へ
運転手を確保できたことで北九州市営バスは今年4月から、増便の要望が強かった折尾駅を発着する12便と、企業進出が続く響灘地区に新路線の合わせて14便を増やすことを決めました。
ただ、減便前の便数に戻すにはさらに10人の運転手が必要だということです。

北九州市交通局 肥塚秀夫 総務経営課長
「走らせたくても運転手さんがいないと走らせることができない。運転手さんの確保、これに全力をあげていくことが我々に課せられた最大のミッションであると考えています」