アメリカのトランプ大統領は、メキシコとカナダへ課している25%の関税をめぐり、1か月間、幅広い品目を対象外にすることを決めたことについて、「短期的な中断」だと説明しました。

アメリカ トランプ大統領
「関税は我々がやらなければならないことだ。短期的な中断はつきものだが、長い中断にはならないだろう」

トランプ大統領は6日、このように述べたうえで「市場は何の関係もない」と話し、株価の下落を受けて関税の対象外にする品目を拡大したという見方を否定しました。

そのうえで関税措置により「長期的に見ればアメリカ経済は強くなる」として、来週12日に発動を予定している鉄鋼とアルミニウムへの25%の追加関税や、4月2日からの「相互関税」については予定通り課税を始めると強調しています。