10月9日。
決勝の舞台は、日本ダービーなど国内の主要なレースも開催される東京競馬場です。レース前、松浦くんも緊張した様子。ゼッケンを受け取り、最終調整です。
Q.緊張してる?
松浦くん「楽しむって決めたので、そんなに緊張してないです。」

松浦くんの母・美穂さん「いつも通りな感じなので、大丈夫だと思います。」
各地区の予選を勝ち抜いたライバルたちとは、こんなやりとりも・・・
九州地区代表・下平新くん「作戦を聞けたので、この子(松浦くん)の前に行けば勝てます」
記者「作戦教えちゃったけれど大丈夫?」
松浦くん「大丈夫です。勝ちます。」

ポニーに騎乗すると、松浦くんの表情は真剣そのもの。
そしていざ、入場です。
この日のレースは終了したのにもかかわらず、多くの競馬ファンが未来のジョッキーたちの挑戦を見届けます。

そして・・・
勢い良くスタートを切った松浦くん。

すると中盤一気に加速。
ぐんぐん引き離していきます。

そして・・・
見事1着でゴール!

2着とは大差をつけての勝利でした。

表彰式では、松浦くんの顔に笑顔がこぼれていました。

Q.ゴールの瞬間はどんな気持ちだった?」
松浦くん「横を見た時に誰もいなかったので、1番だと思ってうれしくて、ほっとしました。」
競馬場スタッフ「お母さんにまだ報告してないよ。」
松浦くん「優勝できました。ありがとうございました。」
母・美穂さん「おめでとうございます。」

松浦くん「将来の夢は大舞台で活躍できて、たくさんの競馬関係者から信頼されるジョッキーになりたいです。」
日本一をつかみとった松浦くん。
次は夢をつかみとるため、走り続けます。