鳥取県警は6日、鳥取県八頭郡に住む女性が、役場職員などを装った男らから約100万円をだまし取られる還付金詐欺の被害に遭ったことを明らかにしました。
特殊詐欺の被害にあったのは、鳥取県八頭郡に住む60代の女性です。
警察によりますと、2月28日、女性の家の固定電話に役場職員を名乗る男から「高額医療費の払い戻しがありります。通知を送りましたが届いていませんか?今日中に手続きすれば払戻金を受け取れます」などと電話があったということです。
口座を開設している金融機関を尋ねられたため、女性は金融機関名を答え、一旦電話は切られました。
するとその後、別の男から「役場から連絡を受け電話をしました。通知書がなくても医療費の払い戻し手続きができます」と電話があり、ATMに行くよう指示を受けました。
携帯電話とキャッシュカードをもってATMに行った女性は、教えられた「050」で始まる番号に連絡。
そこで、指示されるままATMを操作しましたが、利用明細書を確認した際に残高が減っていたということです。
その後、警察に届け出た結果、99万8228円の詐欺被害にあっていたことが明らかになりました。
女性は以前、実際に役場から医療費の払い戻しを受けたことがあり、今回の電話を信じてしまったということです。
警察は、ATMで払戻金は受け取れないと改めて注意を呼び掛けていて、『ATMに着いたら電話して』『電話で操作方法を教えます』『お金が戻ってくる』などと言われたら詐欺を疑ってほしいとしています。