岩手県大船渡市の山林火災について、市は6日午前の会見で赤崎町の一部地域で避難指示の解除を検討していることを明らかにしました。

(大船渡市の防災担当者)
「赤崎町の一部地域において現在、避難指示解除を検討中であります」
大船渡市によりますと、鎮圧には至っていないとした上で、赤崎町の大船渡湾側の一部地域で避難指示の解除を検討しているということです。
解除の時期は未定で、慎重に判断するとしています。
5日降った雨で火の勢いは弱まっていて、数か所から白煙が上がっているものの、さらなる延焼は確認されていないということです。

6日午前6時時点の焼失面積は5日と変わらずおよそ2900ヘクタールとなっています。
1896世帯4596人に出されている避難指示は継続されています。
避難している人たちも待望の雨が降ったことで一刻も早い鎮圧を期待しています。

(避難した人は)
「煙も見えなくなってよかった」
「煙を見ないだけでも心が穏やかになるというか、あとは鎮圧を待つだけ」
早期の鎮圧に向けて6日も地上と上空から消火活動が行われています。