日本銀行松本支店は長野県内の経済について、7か月連続で「持ち直している」との総括判断を示しました。

日銀松本支店は6日、3月の金融経済動向を発表し、設備投資の堅調な推移や個人消費の緩やかな増加、雇用・所得の緩やかな改善などを背景に、総括判断を7か月連続で「持ち直している」としました。

所得では、賞与や時間外手当を除く「所定内給与」で増加がみられるとし、今後、春闘を経て「賃金と物価がともに緩やかに上昇する好循環」につながっていくかがポイントになるとしました。

また、県内で大型店の閉店が相次いでいることについては・・・。

真川伸樹(さながわ・のぶき)支店長:
「地域内の経済活動・消費活動自体がなくなるわけではないので、そこで行われていた消費活動の需要を新たに取り込む動きが出てくるという面もある」

雇用面でも、人材不足に悩む企業が新たな人材を獲得する機会になるとの見方を示しました。