大船渡市の山林火災は発生から1週間となりました。未だ鎮圧のめどは立っていませんが、5日の現場は待望の雨の一日となりました。大船渡市から中継です。

大船渡市の山林火災の現場を臨む高台からお伝えします。

発生から1週間となった山林火災ですが、5日の大船渡市は火災発生後初めてとなる雨の一日でした。
専門家は、雨が降ったことで鎮圧へのプラスの効果が期待されると話します。

(京都大学防災研究所 峠嘉哉特定准教授)
「まだ燃えていないところもしっかり濡らしてくれるので、これからさらなる拡大を抑えてくれることも見込める」

県によりますと午前6時時点の焼失面積はおよそ2900ヘクタールにまで拡大していて、降った雨が火の勢いを弱めていることが期待されます。
一方で悪天候による視界不良のため、5日はヘリコプターによる放水は行われませんでした。

現在も地上からのみ消火活動が行われています。
市内の1896世帯4596人に出されている避難指示は継続されていて、避難が長期化しつつあり、一刻も早い鎮圧が期待されます。

以上、中継でお伝えしました。