去年9月、福岡空港で危険物の持ち込みが制限された区域で刃物2本が見つかったにも関わらず、空港の運営会社が国への報告や再検査をしていなかった問題。
運営会社のトップは5日、「断定はできないが、再検査をしなくても大丈夫だったのではないか」との認識を示しました。
1日に2本の刃物が見つかった

この問題は去年9月7日、福岡空港国内線ビルの保安検査場を通過した先の制限区域内で、利用客がはさみ1本を発見したほか、国際線ビルでも制限区域内のトイレでカッターナイフ1本が見つかったものです。
国に報告せず厳重注意
カッターナイフについては法令で携帯が禁じられた刃の長さ6センチを超える物でしたが、運営する福岡国際空港は国土交通省へ報告せず、保安検査のやり直しもしていませんでした。
福岡国際空港は、2月27日付けで国交省から「厳重注意」処分を受けています。