福岡市の高校で、漁協関係者が魚の捌き方を学ぶ教室が開かれました。先生役は、漁協の関係者。魚の消費量が年々減少する中、「魚離れをくいとめたい」というねらいがあります。
高校2年生が一人一尾づつ真鯵をさばく

高校生「うわっちょっと待って」
先生「はい、がんばって触れなかったら戻せんやん」

高校生「うわっ」
先生「はい、おいしく食べよう食べよう」
高校生「うわー」

福岡市城南区の中村学園女子高校で開かれたのは、魚の捌き方を学ぶ「おさかな教室」。2年生およそ60人が参加しました。講師を務めるのは、福岡の漁協関係者です。

福岡県漁協青壮年協議会 松原誠さん「魚を捌いたことがある人手をあげて」

実は今回教室に参加した生徒のおよそ9割が魚を捌いたことがありません。

一人一尾づつ、真鯵を捌きます。
最初は魚に触れなかった生徒も徐々に魚の扱いに慣れてきました。

高校生「あまり(魚を)触りたくなかったけどおいしそうだからがんばって触りました」

福岡県漁協青壮年協議会 多々羅誠会長「きっかけは僕らが取る魚をみなさんに実際に調理してもらって実際に食べてもらう。そして魚のおいしさを知ってもらうという目的で始めました」