生きづらさを抱える人たちからの相談に24時間365時間応じる「いのちの電話」が福岡県にあります。

開設から半世紀近く、SOSの電話は鳴り止みませんが、今、相談員が減少し、深刻な問題に直面しています。

「今、この瞬間にかけ続けている人がいるのに・・・」相談員はすぐに電話がとれないもどかしさを口にしました。

自殺を考えている人からの相談も

男性の相談員
「はい福岡いのちの電話です」

女性の相談員
「はい福岡いのちの電話です」つながりにくいですよねすいません、何度かかけてくださったんですか」

鳴りやまないSOS。

生きづらさを抱える人たちに寄り添う「福岡いのちの電話」です。

1984年に開設され、24時間、年中無休で対応しています。

「仕事」や「家族」に関する悩みなど内容は様々ですが、自殺を考えている人からの相談も少なくありません。

60代の相談員
「自殺未遂はいつごろのことですか?去年の7月に自殺未遂をされた・・・」うん。そう感じてらっしゃるんでね」

うつ病になって自殺を図ったという男性。

そんな男性の話をじっくり聞きながらやさしく寄り添います。

60代の相談員
「そこがあなたの苦しさですよね、しんどいですね。よくがんばってますよね。うん。」

およそ20分後、男性は、感謝の気持ちを相談員に伝えて、電話を切ったといいます。