3月3日は「桃の節句」。熊本県の八代市役所では、歌手の八代亜紀(やしろ あき)さんが大切にしていたひな飾りが展示されてます。
このひな飾りは、2023年に亡くなった八代さんの関係者が2024年夏ごろに市役所に寄贈したもので、展示するのは初めてです。
40年前、姪っ子のために
向かって右側にお内裏さま、左側にお雛さまが座る「京雛」と呼ばれるひな飾り。

八代市によりますと、八代さんが1980年ごろに姪っ子のためにひな飾りを買い求めようと人形店を訪れた際、八代さんのファンだった店主からプレゼントされたもので、八代さんは八代市の自宅で飾っていたものだそうです。
保存状態もとても良く、展示からは八代さんが大切に扱っていたことが伝わります。
市役所では「立派ですね」と驚きながら見る人も多いということです。

今年の展示は3月3日までですが、市は「来年以降も展示する方向で検討したい」と話しています。