民間企業の設備投資の先行きを示す8月の機械受注額は3か月ぶりのマイナスとなりました。

内閣府が発表した8月の主な機械メーカーによる受注額は変動の大きい船舶と電力からの受注を除いて9098億円となり、前の月と比べて5.8パーセント減少しました。3か月ぶりのマイナスです。

内訳では、製造業は10.2%のプラスで非製造業が21.4%のマイナスでした。

製造業でプラスに寄与したのは、▼非鉄金属▼化学工業で、非製造業でマイナスに寄与したのは、▼運輸業・郵便業▼通信業などでした。

内閣府は基調判断について「機械受注は、持ち直しの動きが見られる」と据え置きました。5か月連続の判断です。

内閣府は「製造業全体が上向いている姿に変化はない」としています。

一方、機械受注の先行きについて「来月以降の先行きは見えない状況にある」としています。