今年、静岡県内では竜巻などの激しい突風による被害が相次いでいます。予測が難しい「竜巻」ですが、天気予報を活用すれば、ある程度、事前に備えることができます。
空を覆う真っ黒な雲。これは発達した「積乱雲」で、その下で発生する激しい渦巻きが「竜巻」です。
9月18日には牧之原市内の2か所で、9月23日には御前崎市から牧之原市にかけて「竜巻」または「竜巻の可能性が高い」突風が吹きました。突如として発生する竜巻。命や財産を守るには、何に気をつけたらよいのでしょうか。
<静岡地方気象台 鶴橋茂大気象情報官>
「天気予報の中で『雷を伴う』という表現や『大気の状態が不安定』という言葉が使われるときがあります。このようなときは積乱雲が発達する可能性があります。このようなキーフレーズが使われているときは竜巻などの激しい突風に注意が必要です」
天気予報でよく聞く「雷を伴う」や「大気の状態が不安定」といった言葉は竜巻発生の可能性を知らせるサインです。強い上昇気流によって大きな雲=積乱雲が発生し、発達すると大雨や雷、ひょうのほか、竜巻などの激しい現象が起きます。
さらに、気をつけたいのが「竜巻注意情報」。竜巻などの激しい突風が発生する可能性が高まっている場合、または、すでに目撃情報があった場合に注意を呼びかける情報です。「竜巻注意情報」が出たら、すでに目の前に危険が差し迫っている可能性があり、その前の段階で身を守るための備えをしておくことが大切です。
<静岡地方気象台 鶴橋茂大気象情報官>
「竜巻注意情報が発表される前には基本的に『雷注意報』が発表されています。落雷に注意するとともに竜巻などの激しい突風にも注意が必要になります。雷注意報が出るような積乱雲が発達するとき、天候の状況、空の状況に一段と気をつけていただければ」
事前にできることは、外出を控え、雨戸を閉めるなど突風への対策をすること。しかし、予測には限界があり、自分の目と耳で異変を感じとることも大切です。
<静岡地方気象台 鶴橋茂大気象情報官>
「積乱雲の発達する兆しがあります。黒い雲が近づいてくる、急に冷たい風が吹いた、雷が聞こえてきた。このようなときは頑丈な建物内に移動するなど安全を確保していただければ」
危険が高まっている状況をいち早く認識できれば、被害に備えるための時間を作ることが可能です。
注目の記事
「ブルーカラー」に脚光 米国では“ブルーカラービリオネア”も AIが変える稼ぎ方【news23】

【京都男児遺棄】「大規模捜索から流れ変わった」スマホなどの位置情報で“スピード逮捕”か 安達結希さん行方不明から1か月…最前線で取材続ける記者が振り返る 真偽不明の情報錯綜も【解説】

JAXAの「革新的衛星技術実証4号機」 打ち上げ成功 8機の小型衛星を軌道投入

今どきの中学生は、修学旅行でどこに行っているの? 98.5%は〇〇方面へ 多彩な体験も 岩手

「この世のものとは思えない冷たさ。何度もあの手の感触を思い出す」アルバイト先の元同僚に殺害された17歳の娘 前編【2015年 江戸川女子高生殺害事件】

【災害担当記者が解説】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表 私たちは何をすべき? きっかけは東日本大震災の2日前の地震だった









