イギリスで行われたヨーロッパの首脳らとの会議に出席したウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカとの鉱物資源をめぐる協定に署名する用意があるとの考えを示しました。建設的な対話であれば行うとも話しています。

ゼレンスキー大統領は2日、会議終了後にSNSを更新し、「我々は真の平和と安全の保証を求め、アメリカとの協力の確かな基盤を築くべく、ヨーロッパで取り組んでいる」「結束は非常に高いレベルにある」と述べて、ヨーロッパ各国と団結しアメリカの協力を得ることに期待感を示しました。

そして、記者団の取材には鉱物資源をめぐる協定に「署名する用意がある」と話し、「アメリカも同じだと思う」「我々は後退などしていない」と強調しました。

また、会談が決裂したアメリカのトランプ大統領について、「建設的な対話」であれば行う用意があるとの考えを示しました。

これに先立ち、ゼレンスキー氏はチャールズ国王とノーフォーク州サンドリンガムにある別邸で会談しました。

イギリスメディアによりますと、会談はゼレンスキー氏側が要請したもので、1時間近くに及び、お茶を振る舞われるなど「温かいもてなし」を受けたということです。