全国から不登校になった生徒などを受け入れている吉備高原学園高校で、きょう(2日)卒業式が行われました。

吉備高原学園高校は、全国で初めて県と民間が協力して設立された全寮制の高校で、県の内外を問わず登校拒否の生徒や高校中退者を積極的に受け入れています。

式では難波徹洋校長から卒業生一人一人に卒業証書が授与されました。卒業生代表の答辞を聞きながら大粒の涙をこぼす生徒もいました。

(卒業生代表 與田唯仁さん)
「これからそれぞれの道へ進み、つらいこともたくさんあると思います。そんな時は高校での寮生活を思い出して、笑えばきっと乗り越えていけると思います」

吉備高原から巣立った92人の卒業生たち。それぞれの思いを胸に、新たな道へと進んでいきます。