中国の習近平国家主席は、「国家安全」を今後さらに重視する方針を示しました。
国営の新華社通信によりますと、習近平国家主席は28日開かれた中国共産党の会議で、「国家の安全を守ることが最優先であり、政権や制度、イデオロギーの安全を断固維持しなくてはならない」と述べ、国家安全を最優先課題とする考えを強調しました。
中国はここ数年、スパイを摘発するためとして「反スパイ法」を強化するなど、国家の安全を重視する姿勢を示していますが、それをさらに強化する方針を鮮明にした形です。
また、去年、無差別殺傷事件が相次いだことを念頭に、「警察の統治を事前予防型に転換すべき」と主張、1960年、毛沢東時代に行われていた住民をお互いに監視させ、治安維持にあたらせる運動「楓橋経験」を現代にも適用する考えを改めて示したうえで、「あらゆる紛争を適切に解決すべきだ」と訴えました。
無差別殺傷事件が相次いで以降、中国政府は事件を起こしそうな住民を通報することを奨励するなど、相互監視で事件を防ぐ方針を打ち出していますが、こちらもさらに強化されるものとみられます。
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