観光業の起爆剤として期待される「全国旅行支援」が10月11日スタートし、山梨県甲府市のホテルにはかつてないほどの予約が殺到しています。
しかし旅行会社からは反転攻勢に繋がらないと落胆の声も上がっています。
なぜなんでしょうか?

東京を除く46の道府県で11日にスタートした「全国旅行支援」。
旅行代金が1人1泊8000円を上限に40%割引きになります。
さらに買い物などで使えるクーポンをあわせると補助は1人最大1万1000円になり、新型コロナウイルスの大きな打撃を受けた観光業界の起爆剤として期待されています。
一部のインターネットサイトは午前0時から「全国旅行支援」の予約を開始していて、甲府市の常磐ホテルには午前9時までにおよそ100件の予約が入ったということです。
常磐ホテル 笹本健次社長:
びっくりするくらい反響が大きい。当社としてはこれまでの1日の予約の新記録を更新するのではと思っている。
ホテル側は予想を超える反響に嬉しい悲鳴を上げています。


笹本社長:
予約のスタッフが大変で、朝からてんてこまい。ヘルプで助けに回っているような状態で。予想はされていましたが、きょうは大変で戦場です。

旅行需要の高まりから、こちらではワンランク上の感染症対策を行う県の「グリーン・ゾーンプレミアム」を取得し安心と安全のお墨付きのおもてなしを提供します。



笹本社長:
雇用の問題や資金繰りの問題でものすごく苦しんだ。2年半経ってやっとここまで来て、これから大勢の人に来ていただいて、山梨のすばらしさを感じていただくことによって、我々も何とかもう一回復活したい。