臨時休館していた魚津水族館が、今月1日から営業を再開しました。

改修工事のため、水を入れ替えた富山湾大水槽に魚はまだ戻っておらず、1日は飼育員らが、別の水族館に引っ越ししていた魚たちを、水槽に迎え入れる作業を急ピッチで進めていました。

引っ越し先によって、生活していた水温はバラバラ。急に環境が変わってしまうと、魚たちが死んでしまう恐れもあるため、引っ越し先で過ごしていた水温と、魚津水族館の水槽の水温をあわせる必要があります。

1日の午前には、キジハタとヒラスズキあわせて5匹が、丁寧に水槽に入れられました。

現在の水温は15℃。今後、魚の種類を増やしながら、徐々に水温を20℃まで上げて、今月10日には"富山湾の王者”とも呼ばれるブリおよそ100匹を搬入します。

また、冷却器の故障と水槽の水漏れによって、展示の中止を余儀なくされていたベニズワイガニやザラビグニン、タナカゲンゲなどの深海生物コーナーが約1年ぶりに復活しました。

施設が老朽化している魚津水族館では、水槽の改修工事などのためにクラウドファンディングを実施。3300万円以上が集まり、先月3日から臨時休館し改修工事を進めていました。