3層構造の客席

そしてこちらがメインホールとして、コンサートやミュージカルの上演を予定している大ホールです。

客席は舞台を囲むように3層構造で、市民会館よりも230席ほど多い約2000席あります。

RKB 江里口記者「3層構造の一番上の席に来ました。こちらからの眺めをご覧ください。ちょっと足がすくんでしまいますが、視界が開けてよく見えます」

前列の客席は上下に動き、オペラやミュージカルなどでオーケストラが演奏を行う場所として使用できます。

そのほか、緞帳には巨大な博多織を使用。どんな演目にもあう伝統の献上柄で観客を出迎えます。

九州の公共施設初のピアノも

続いて、市民会館にはなかった中ホールに向かってみると…

新しいピアノを馴染ませる「弾き込み」という作業が行われていました。オープンまで1か月ほど弾き込むことで、ピアノの音がより鮮明になるということです。

このピアノ(ファツィオリF308)が九州の公共施設に設置されるのは初めてで、市場価格はおよそ3000万円です。

ピアノ弾き込みボランティア 河野悟士さん「自分の出したい音色に応えてくれる素晴らしいピアノだと思うので、ぜひ皆さん、楽しみながら弾いていただけると思います」

約800席ある中ホール。市民によるコンサートや発表会などにも対応する予定で、私たちの暮らしに身近なホールとなりそうです。

そして、こちらが平土間形式の小ホール。内容によって最大約150席の椅子を配置することができます。