雪深い青森県の八甲田山系で、この時期ならではの味覚を満喫です。雪の中で貯蔵したリンゴの掘り起こし体験が行われ、参加した人たちはみずみずしい甘さに驚いていました。

八甲田山系で標高約750mに位置する沖揚平地区。
吹雪のなか行われたのは「雪貯蔵リンゴ」の掘り起こし体験です。

島元萌々子 記者
「4mほど積もった雪の中から、リンゴの入った木の箱が見えてきました」

この雪貯蔵リンゴの掘り起し体験は、青果の仲卸売を行う「新日本青果」が酸ヶ湯温泉と共同で行いました。

高く積みあがった雪を建設機械で取り除いてから、体験会の参加者15人がスコップで雪を掘るとリンゴが入った木箱が姿を現します。

1月上旬に貯蔵した「サンふじ」は、低温で湿度が高い環境で熟成したこで、みずみずしく、酸味が抜けてより甘みを感じるリンゴに仕上がるといいます。

東京からの参加者
「味が濃いです!甘い!」

神奈川からの参加者
「きょうなんかは吹雪で、やはり北国ですね。冬の中で体験をしているということが、他では味わえないひと時だった」

リンゴ1玉を贅沢に搾ったジュースと、すりおろしたリンゴが入った特製カレーが振る舞われ、参加した人たちは雪貯蔵りんごを堪能しました。