北海道斜里町ウトロの沖合で流氷ダイビングをしていた61歳の女性が溺れて病院に運ばれました。女性は命に別状がないものの、現在も会話できない状態が続いています。

23日午後2時ごろ、斜里町ウトロのホロベツ海岸から150メートルほど沖合で「ダイビング中に女性が水を飲んだ」と監視員から消防に通報がありました。 

網走海上保安署などによりますと、現場では東京のダイビングスクールの主催で流氷の下に潜るダイビングが行われていて、14人の客に対し、監視員2人と、インストラクター3人が配置されていたということです。

61歳の女性は、1分ほど溺れた際に海水を飲んで肺炎を発症していて、命に別状はないものの現在も会話ができない状態が続いています。

網走海保は女性の回復を待って、女性や関係者から当時の状況や安全対策について聞き取る方針です。