岡山県の重要文化財に池田家に伝わる江戸時代の甲冑など、新たに5件が指定されることになりました。
今年度の県の重要文化財に指定されたのは、ご覧の5件です。

池田家に江戸時代から伝わる甲冑は、保存状態もよく大名藩主クラスのものとしては全国的にも珍しい点が評価されました。建造物では、昭和初期に建てられ、各所に近代的なデザインを配した吉備津彦神社の拝殿などが選ばれました。
史跡では、6世紀ごろの首長の墓を研究する上で重要だとして、総社市の緑山古墳群から3基が指定されます。

名勝では、江戸時代の庭園文化や築造技術を伝えるものとして、浅口市の龍城院庭園と、吉備高原の石灰岩の風化と侵食の様子を示す、高梁市の夫婦岩が選ばれました。
県指定重要文化財は今回の決定で512件となり、来月(3月)下旬から4月上旬に正式に指定される予定です。