アメリカのトランプ大統領は、ウクライナとの間で交渉中の希少な鉱物資源=レアアースをめぐる協定について、「合意に非常に近づいている」と話しました。 

アメリカ トランプ大統領
「ゼレンスキー大統領と会う予定だ。彼は今週か来週にも協定に署名するために、ワシントンを訪れるかもしれない」

トランプ大統領は24日、ウクライナとのレアアースをめぐる協定について、「合意に非常に近づいている」との見方を示しました。

トランプ政権は、支援の見返りとしてレアアースなどの権益譲渡を求める一方、ウクライナ側は戦闘終結後の安全保障の確約を求めていて、協議が続いています。

また、トランプ氏はSNSにロシアのプーチン大統領と「大規模な経済開発の取引について真剣に話し合っている」と投稿。報道陣に「ロシアは大量にレアアースを持っている」と話し、レアアースの共同開発などについてロシアと話し合っていることを示唆しています。

これまで、アメリカはロシアに厳しい経済制裁を課して世界経済からの孤立を図ってきましたが、交渉が進展すれば、大きな政策転換となります。