企業の間で取引するサービスの値動きを示す1月の企業向けサービス価格指数は、去年と比べて3.1%上昇しました。中国の旧正月、春節の影響で「宿泊サービス」が大きく伸びました。

日銀がきょう発表した1月の企業向けサービス価格指数は、2020年の平均を100とした指数で108.6と、去年の同じ月と比べて3.1%上昇しました。

47か月連続の上昇で、伸び率は12月から0.1ポイント拡大しました。

先月末から春節が始まり、中国などアジアからの旅行客が増えたことで、「宿泊サービス」が去年より16.8%上昇しました。

また、郵便料金の値上げの影響で「郵便・信書便」は、24.5%伸びています。

日銀は、幅広い業種で人件費の上昇分を価格に転嫁する動きが進んでいると分析しています。