お笑いタレントのみやぞんさんが自身初の書籍『いろいろやりましたが、全力だすと壊れます。』発売記念サイン会を行いました。

みやぞんさんは2023年12月末、浅井企画を退所し、翌2024年3月末、あらぽんとのお笑いコンビ「ANZEN漫才」を解散。その後フリーで活動を続けています。
“恥ずかしながら本を出させていただきました”と笑顔で登場したみやぞんさんは、X(旧ツイッター)で、悩みの相談に答えているのを見た出版社からのオファーを受けた事から、発売に至ったと経緯を説明。
そして、内容について“僕自身が体験してやってないようなことは書かないようにしています。皆さん僕がいい人で、年中笑顔を浮かべているイメージをお持ちかもしれませんが、「365日笑顔でいましょう」なんて、僕自身できていないから。家帰ってトイレ入るときは真顔ですから”と笑わせました。

更に“ボクシングも野球も、力むと本来の力が出ない、もっとライトな感じで打ったり、投げたりする方がスピードも威力も出るもんです”と例え、さらに“全力出すと人間関係もうまくいかない。お金持っている人もそう。「全力出して働いてるぞ!」って人は意外と(稼いでいる)額が少ない。「けっこう楽してんじゃないの?」ってぐらいの人のほうが(お金を)持っていたりする。逆なんですよ”と、語りました。
みやぞんさんは、自身の若い頃の経験として“僕も昔アルバイトを、高校生のときに4つやっていたんですよ。牛乳配達、図書館、ガソリンスタンドとか4つやっていたんですよ。だけど1個だけバイトやっている子より、僕のほうが給料少なかったんですよ”と実体験を明かし“意外と全力出すと壊れるんですね? ほどよい感じで良いんじゃないですか? F1とかもすぐ壊れると聞きますし”と持論を述べました。

自身も、テレビ出始めてすぐくらいの頃に、血を吐いたことを告白し“色んな病院たらい回しになったんですよ。そのとき「がんかもしれない」、「肺結核かもしれない」と言われ、最終的に分からなくて。気管支系のところに行ったら肺の血管が切れていた。その先生いわく「もう、出るだけ出しちゃってください」と言われて、えらい気が楽になったら、その2日後に治った”と回顧しました。
みやぞんさんは“後で聞いたら「精神的に来てるんじゃないか」と…。諸説ありますよ”と言いつつ、“「はい、今日さんまさんです」、「次はこちら、たけしさんです」と言われたら、身が持たない。それでいきなり世の中から「いい人です」となって。いきなり世の中の人が、僕のことを知るんです”と、当時の多大なプレッシャーを受けていた事を振り返り“人間関係も5~6割で付き合えばいいんじゃないですか?”と語りました。

今回の出版に関しては、“さっき、5,6割と言いましたが3割くらいです(笑い)。元々、あるものを出しただけですから”と笑い、力を抜いた分、かなり稼げているのではと聞かれると“他人と比べるんじゃなく、自分自身で言えば、今は稼いでいますよ。昔はアルバイトやりまくって10数万でしたからね”と語り、現在は月に1~2日程度しか休めないほど忙しいと明かしていました。
また結婚についてたずねられると“気を遣っちゃうからね…うちには姉が4人いるんですよ。だから『女性には逆らっちゃいけない』ということを知っています。女性はお姫様だから。(女性に対し)紳士的なふるまいも「そんなの耐えらんねーな」と思って(笑)。だから、そのメンタルになるまで待っています。”と自身の境遇から、結婚にはなかなか踏み切れない心境を明かしました。

現在はフリーというみやぞんさんに、好きな芸能人をたずねると“ずっと言い続けて、1度もお会いできてないですけど、天海祐希さん。天海さんとドン・キホーテに買い物に行って、ひげそりとかジェルとか一緒に買うのが夢なんですよ。それで、スーパーに行って鍋の食材を買う。いいじゃないですか、妄想は自由じゃないですか”と、満面の笑みを浮かべていました。

【担当:芸能情報ステーション】