中国とロシアの去年(2024年)1年間の貿易総額がおととし(2023年)に続き、過去最高を更新したことが分かりました。ウクライナ侵攻から3年を迎えるなか、中国がロシア経済を引き続き下支えしている構図が改めて鮮明になっています。
中国税関総署の発表によりますと、2024年のロシアとの貿易総額は2023年よりもおよそ2%増加し2448億ドル、およそ37兆円と過去最高を記録したことが分かりました。中国がロシアから輸入した天然ガスは前の年より25%増え、およそ80億ドルとなっていて、原油は3%増のおよそ624億ドルに上っています。
また、中国自動車流通協会によりますと、2024年、ロシアへの自動車の輸出台数はおよそ116万台と前の年(2023年)よりおよそ25万台増加しました。
欧米諸国のロシアに対する経済制裁の影響で日本や欧米の自動車メーカーが相次いで撤退したことを受け、その空白を中国が引き続き埋めている形です。
ウクライナ侵攻がはじまる前の年(2021年)の中国とロシアの貿易総額は1469億ドル、およそ22兆円でしたが、以降、毎年過去最高を更新。去年(2024年)までに1.6倍になっていて、ロシア経済を中国が下支えしている構図が改めて鮮明になっています。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
