サッカーJ3、高知ユナイテッドSCは、23日の第2節で、ガイナーレ鳥取に0-0で引き分けました。高知ユナイテッドSCにとっては、Jリーグ“初のホーム戦”でしたが、ホームでの“J初勝利”とはなりませんでした。
高知ユナイテッドSCのJ3参入後初のホーム戦となった23日、春野陸上競技場には、高知・鳥取のサポーター、計5038人が集まりました。
午後2時5分、キックオフの笛が鳴り響き、高知県で初めての「Jリーグホーム戦」が幕を開けました。
高知県民にとっての歴史的一戦は、高知ユナイテッドSCが試合の主導権を握り、前半から鳥取ゴールに攻め込みます。
前半7分すぎには、右サイドから攻め込んだ東家聡樹から上月翔聖へとパスが渡り、上月がクロス気味に直接ゴールを狙いますが、クロスバーを直撃。果敢にシュートを放ちますが、惜しくもネットを揺らせません。
後半も、高知は何度もチャンスを作ります。25分には、右サイドから攻め込んだ上月翔聖がクロスを上げ、相手GK高麗稜太がゴール前で弾くと、そのボールを小林心がシュート!さらに弾かれ、そのこぼれ球を新谷聖基がシュート!これがゴールに入りましたが、惜しくも「オフサイド」の判定で、直後に新谷聖基は頭を抱えてうなだれます。
その後も試合は高知ユナイテッドのペース。この試合のシュート数は、ガイナーレ鳥取が2本、高知ユナイテッドSCが16本。そしてコーナーキックは、ガイナーレ鳥取が4本、高知ユナイテッドSCが14本と、セットプレーから何度も相手ゴールに迫る場面がみられましたが、最後の最後に決め切れず、試合は0-0で引き分けました。
歴史的一戦となったこの試合。高知ユナイテッドSCは「Jリーグ初のホーム戦」での「Jリーグ初勝利」とはなりませんでしたが、昨シーズンJ3で13位のガイナーレ鳥取を相手に、持ち味の"アグレッシブなサッカー"を展開し続けました。
高知ユナイテッドの次の試合もホーム戦で、3月2日に春野でFC大阪と対戦します。次こそ、ホームのサポーターの前で「Jリーグ初得点・初勝利」となるか。期待が高まります。