アメリカのトランプ大統領は、ロシアの軍事侵攻を巡るウクライナのゼレンスキー大統領の対応を「もううんざりだ」などと改めて批判しました。

アメリカ トランプ大統領
「私は何年も、彼(ゼレンスキー大統領)がカードなしで交渉するのを見てきた。彼には交渉カードがない、それにうんざりしている。もう、うんざりなんだ」

トランプ大統領は21日に放送されたラジオ番組の中で、ゼレンスキー大統領が戦闘終結に向けた交渉にウクライナの関与を求めていることについて聞かれ、このように答えました。

そして、“自身が関わっていなければ、ウクライナ全土に侵攻が広がる”との認識を示しました。

アメリカ トランプ大統領
「私が関与しなければ、ロシアとウクライナが話し合うことなどありえない。そしてロシアが侵攻を続けて、ウクライナ全土に進軍するだろう」

また、「ウクライナは、ロシアに攻撃を始めさせてはならなかった。対応の仕方をわかっている者がいたら、攻撃はしなかっただろう」などとウクライナ側の対応を非難しました。

さらには、「私が、ロシアが悪いわけではないと言うたびにフェイクニュースに叩かれる」などと主張。ロシア寄りの姿勢を改めて鮮明にしています。