運営会社の不適切な取引を受け、塩釜市魚市場は22日から1か月間使用が停止されています。

南真央記者
「魚の不正取引できょうから利用停止の塩釜市魚市場。荷さばき所のシャッターが閉まり閑散としています」

塩釜市魚市場を運営する卸売業者「みなと塩釜魚市場」は、売上伝票の一部を架空会社の名義に書き換えて漁船には現金で支払い虚偽の報告をしていました。
塩釜市はみなと塩釜魚市場に対し22日から1か月間、荷さばき所などの使用を停止する処分を下し、この間、塩釜市魚市場では水揚げや競りができなくなっています。

一方、魚市場近くにある「塩釜水産物仲卸市場」は不正取引とは関係がなく通常通り営業しています。
22日からの3連休、創立60周年を記念したイベントを開いて塩釜産のマグロを使った「NEW塩釜汁」がふるまわれました。

訪れた人
「おいしくて温まります。地元の人間として盛り上げたいと思っている」
協同組合塩釜水産物仲卸市場・大江玲司専務理事
「きょうから塩釜港でマグロの水揚げが止まってしまうということもあるので、このタイミングで皆さんにいつもの感謝の気持ちを伝えたい」

塩釜市魚市場と塩釜水産物仲卸市場は混同されることが多く、風評被害が懸念されています。