3月のひな祭りを前に、熊本県八代市では、旧八代城主の松井家に伝わるひな人形などが展示されています。
八代市の国の名勝「松浜軒(しょうひんけん)」に並んでいるのは、旧八代城主・松井家に伝わるひな飾りです。

これらのひな飾りは、150年から250年ほど前の江戸時代に、松井家で婚礼や女児の誕生を祝うために作られたもので、京都から購入した記録も残っています。
これらのひな人形は当時、人形師が豪華な刺しゅうや飾り付けをしたものが庶民に流行し、大名家などでももてはやされたとされています。

ひな人形は、冠の細かな金細工や豪華な着物の刺しゅうなど当時の職人文化の粋を感じられるのが特徴です。ほかにも化粧道具や家具などを人形の大きさに合わせてミニチュア化し、漆塗りをしたひな飾りなどが並んでいます。
この「松井家の雛祭り」は、3月末まで行われています。

【松井家の雛祭り】3月末まで開催
場所:八代市北の丸町3の15「松浜軒」
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時半まで)
閉園日:月曜(祝日の場合は翌日)














