厳しい寒さの中、春を迎える準備です。岡山市北区の後楽園で、この時期、恒例の「松の菰(こも)焼き」が行われました。

「松の菰焼き」は寒い時期に、枝先から降りてくる害虫を菰の中に誘い込み、暖かくなる前に菰ごと焼き払う、昔ながらの害虫駆除法です。

きょう(19日)は作業員10人が去年の秋、240本の松に巻きつけていた菰を一枚ずつ外し、順番に焼いていきました。

春の兆しを感じさせる恒例の行事を一目みようと、多くの観光客が訪れていました。

(観光客)
「いつもはニュースでは見てたんですけど、きょう見られてうれしいです」
「このにおいとか全部面白いな。これで春がくるんやな、ええとこやわ」

松の菰焼きが終わり、春の訪れが待ち遠しい後楽園です。