高知市役所の3つの庁舎で南海トラフ地震を想定した訓練が行われました。

訓練は、地震発生時に円滑な避難の誘導や初期消火などを行うため、年に一度、行われています。高知市役所の3つの庁舎で、およそ200人の職員が参加。このうち本庁舎では揺れの後、食堂で火災が発生したという想定で、職員は消火器をもって次々と食堂に駆けつけました。

その後、大津波警報が発表されたという想定に。市役所には市民が多く訪れることもあり、職員たちは来庁者役にも声を掛けながら安全な場所に避難していました。

(参加者は)
「ふだんは庁舎側ということでリアルな反応はできなかったかも知れませんけど、ケースバイケースで安全などの確認をしないといけないので、いろいろ勉強になってよかったと思います」

避難訓練の後は消火器の使用なども体験し、防災、防火の意識を高めていました。