”取り消し”は初 異例の事態

文化庁は、認定取り消しの理由として、「集客力の高いエリアから周辺への誘客・周遊方策の不足」「自治体間の連携不足」「認知度不足」などを挙げました。

一度認定したものを取り消すというこの制度が出来て初めて異例の事態です。

太宰府市長 ブログで思い吐露

太宰府市の楠田大蔵市長は自身のブログで、「国や県を代表する思いで観光客を受け入れてきた」と主張しています。

認定が取り消されたことで、日本遺産を対象とした補助金の申請ができなくなるほか、ロゴマーク入りのチラシなどが新たに作れなくなるということです。

意見交換会で、集客については「エリアが広範囲で周遊は難しい」などとの声も上がり、日本遺産への再申請について慎重な意見も出たということです。

福岡県や各自治体は今後、文化庁の指摘を分析し、意見を集約して、今後の方向性を決める方針です。