県外から改めて見た「おかやま」はどのような印象なのでしょうか?今月(2月)14日、伊原木知事と東京の大学で学ぶ岡山県出身の学生たちが意見を交わしました。

(伊原木隆太岡山県知事)
「ここを工夫するっていうのはすごくチャンスなんじゃないかなみたいなことをぜひ教えてもらいたいなと」

若い世代の声を直接聞くとともに、学生に県政への思いを伝えようと東京で初めて開催されたものです。

参加したのは、東京の大学に通う岡山県出身の7人の学生たち。「県外から見た『おかやま』」をテーマに伊原木知事と意見を交わしました。

(東京大学3年 原島寛之さん)
「大都市出身の人は先入観といいますか、ちょっと実態にそぐわない岡山のイメージを持っていて、そもそも(就職で)岡山を避けてしまうというのがあると思います」

(東京大学2年 松田安美香さん)
「岡山って近畿地方?とか、南の方だよね?すごく見当違いのことを言われることもあって、全然違うことを言われることが一回とかではなくて、結構回数があったので、これはもっと広めていかないといけないなと」

(東京科学大学3年 岡田怜也さん)
「東京の会社の支社を岡山に誘致するだとか、そういった活動がもっと盛んになれば」

(明治大学4年 正躰幹人さん)
「実際に働ける場所を増やせるかというと、工業団地に空きがないから新しい誘致もできないという現状で、そこをいかに新しく働ける場所を作るか、良い待遇を作っていくのかというところが」

学生たちも意見交換を通じて刺激を受けたようです。

(東京大学2年 藤田圭吾さん)
「岡山から出てきて東京に来て、色々な面での格差とか、それ以外にも岡山の魅力とかっていうようなところも色々感じたので、そういったようなところを色々と皆さん同じようなことを考えているのが共有できて、自分も何かしら色々挑戦してみたいなと思いました」

(早稲田大学3年 石浦莉々さん)
「今度は私たちが岡山の元ある分野を生かしたり、新しい分野を作ったりという点で頑張っていかなければならないという自覚が芽生えたなと思います」

(伊原木隆太岡山県知事)
「岡山を出て岡山の良さに改めて気づいたという体験談を聞いて嬉しく思いましたし、でも、だからといって自動的に岡山で就職することにはならないというお話を聞いて、まだまだ我々すべきことがあるということを認識しました」

岡山県は、今後も首都圏に進学した大学生との意見交換などの場を設けていきたいとしています。