「あ、要救助者!了解!」岡山市消防局はきょう(18日)、人命救助を専門に行う特別救助隊の訓練を公開。あわせて16人の隊員が火災や事故の現場を想定した訓練に取り組みました。

このうち火災訓練は、3人が暮らす住宅の2階から出火し、2人が逃げ遅れたという想定で行われました。シナリオは事前に共有されておらず、隊員たちは慎重に建物に入る経路を探すなどしながら、人間に見立てたおよそ60キロの人形を素早く地上へおろしました。

(岡山市西消防署 特別救助隊 馬場大樹副隊長)
「よりよい選択があったのではないかと活動しながら反省していました。自分だけの課題ではなく、隊全体の課題として今後に繋げていきたいと考えています」

また、道路の工事中にコンクリートの下敷きになった作業員をクレーンを使って救出する想定の訓練なども行われました。

この訓練は、5年前からほぼ毎年行っているということで、救助技術の向上に繋げたいとしています。