
「パラダイス」は、救いようのない詐欺グループの男たちの栄枯盛衰の物語で、一見豊かで、平和ボケしているかのような東京を舞台に、社会の底辺でうごめく男たちが刹那的な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続ける様を描いています。
今作はコロナ禍での2020年の上演中止を乗り越え、丸山さんにとっては念願のシアターコクーン初登場となります。

丸山さんは“これから幕が開きますが、実際にお客様が入られての初コクーンというのは、まだなのでワクワクというか、どんな反応があるのか楽しみです”と語り、“不安はないですか?”と聞かれると、“不安なヤツが舞台に立っていたらヤバいですよね。でも来ていただいた方にフレッシュ感や疾走感を届けられたらなと思います”と意気込みを語りました。

役柄について、丸山さんは“詐欺師というと、ぶっ飛んでいるかと思われますが、自分としては普通の人を演じているつもりです。観ている方が「ホンマに悪いヤツやな」と捉えて帰るか、「普通の人がこんなに悪いことをしているのか」と、いろんな捉え方をしてもらえれば嬉しいです”と語りました。
また赤堀さんは、丸山さんについて“とても素敵な俳優です。正直「ジャニーズか」と斜に構えていたところもありましたが(笑)、姿勢だったり感性だったり、稽古から本当に素晴らしいなと思いました”と絶賛しました。
長丁場の舞台を前に、丸山さんは“きのうから急に冷え込んだりして大丈夫かな?古傷うずくかな?”と心配するも『来週は一転、暑くなりそう』と言われると、“や〜ん、ヤダなぁ。でも、あたたかい方が身体動かしやすいかも”と、笑顔を見せていました。
【担当:芸能情報ステーション】