島根県江津市に7日、少し変わったローソンがリニューアルオープンしました。
一見普通の店舗に見えますが、実は西日本で初めてとなる店舗なんです。
普通のローソンと何が違うのでしょうか。

7日リニューアルオープンした島根県江津市の「ローソン江津敬川店」。


一見普通のローソンですが、何が変わったのかと言うと…

三宅純人 記者
「このローソン、本の売り場がすごく広くないですか?こちらお隣がスイーツコーナーなんですけれども、それと比べてもはるかに広いです」


なんと、店舗面積の3割以上を本のコーナーが占めているのです。
広いコーナーでは、雑誌、コミック、文庫本など約6000タイトルを販売。
コミックは最新刊だけでなく、全巻そろう充実ぶりで、「チェンソーマン」も1巻から最新巻まで全部そろっています。

買い物客は
「普通のコンビニでは、本の数が少ないので探しに行くのも大変。これだけあれば、ある程度欲しいものがそろっていると思います」 


この変わり種ローソンの名は、「LAWSONマチの本屋さん」。
書籍のネット販売、電子書籍の普及により全国で書店が減る中、コンビニがその役割を兼ねることで幅広い客層を取り込もうと、ローソンが店舗展開を進めています。

「LAWSONマチの本屋さん」は埼玉・愛知に続いて全国で3店舗目。西日本ではなんと初めての出店となります。
なぜ、島根県江津市に西日本初の店舗がオープンしたのでしょうか?

ローソン 柳下洋徹さん
「江津市敬川町には書店が1店舗もないということです」


江津市は人口当たりの書店の面積が全国平均の半分以下とのこと。
中でもこの敬川町には書店がなく、ローソンとしては、「マチの本屋さん」を開くのに絶好の場所だと言えるといいます。

買い物客は
「今日だったら家計簿を買ってみようかなとか、遠くまで行かなくていいのでありがたいです」


ローソン 柳下洋徹さん
「ローソンとしては2024年度までに全国で100店舗の書店併設店を目指しておりますので、山陰でも物件ございましたら積極的に出店したいと思っています」

読書の秋に、書店のないマチにできたコンビニの本屋さん。
直接手に取って本を選びたいというユーザーの期待に応える場になりそうです。