ウクライナのゼレンスキー大統領とアメリカのバンス副大統領の会談が行われました。ロシアとウクライナの戦闘終結に向けた交渉のあり方などが話し合われたとみられ、双方が今後も協議を続けることで一致しました。

ゼレンスキー大統領とバンス副大統領は14日、安全保障会議に参加するために訪問しているドイツのミュンヘンで会談を行いました。

会談では、▼ロシアとウクライナの戦闘終結に向けた交渉のあり方や、▼アメリカが支援の見返りに求めているウクライナの重要鉱物=レアアースについて話し合われたとみられます。

アメリカ バンス副大統領
「有意義な話し合いを重ね、取り組むべき課題がいくつか見つかった」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「本当に必要なのは、さらなる協議を行い、努力し、プーチンを止めて、戦争を終結させるための計画を準備することだ」

バンス氏は会談で、「我々の目標は戦争を終わらせ、人を殺しあうのをやめさせ、永続的な平和を実現することだ」と述べ、戦闘終結の重要性を訴えたうえで、今後も話し合いが続けられるとの見通しを示しました。一方、ゼレンスキー氏は終了後SNSで、「良い会談ができた」としたうえで、鉱物資源の取引をめぐる文書などについて、引き続きアメリカ側と協議を行う考えを示しました。